BOF2009チーム分析(14) [Maple brit'S]
[Maple brit'S]
Ym1024(cap), yassu, HOUJIROU, Mentalstock
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◆ チーム概要
毎年、数十ものチームが新しく誕生し、そして人知れず消滅していくBOFにおいて、
2005年からチーム名とメンバー(BMS制作)の伝統を守っている唯一の軍団、それが [Maple brit'S] です。
単に惰性で続けているわけでなく、25位→19位→10位と年平均7.5位ずつ順調に成長を続け、
このペースで躍進すれば今年は3位入賞の予定という、末恐ろしいポテンシャルを秘めたチームです。
Ym1024さん、yassuさん、HOUJIROUさんの黄金トリオにとって今回は実に4度目の共同前線になります。
「チェンジ」の風潮が強い今日ですが、「変わらず続ける」ことの素晴らしさをきっと証明してくれるでしょう。
◆ メンバー分析
(1) Ym1024
・ 過去の大型イベント成績
・ コメント
Ym1024さんは大ヒット作にこそ恵まれていませんが、いまやBMSイベントの名脇役として不可欠な存在です。
昨年のBOF出場作でスターターパック2009にも収録された“orange tea”あたりからは円熟味も増し、
その活動ぶりはまさに「中堅作家の星」といった感じで、人気・知名度ともに非常に高いものを誇っています。
今年は既に8作もBMSをリリースするなど、柱石となって界隈を盛り立てる自覚も十分です。
長年の悲願である大ブレイクへ布石は全て整いました。あとは入魂の作品をぶつけるのみです。
(2) yassu
・ 過去の大型イベント成績
・ コメント
yassuさんはコピアレからインストまで幅広い活動を展開する人気作家です。
近年の戦國やBOFにおいて、ジャズ系のBMSで大喝采を浴びたことは記憶に新しく、
現在のBMS界のジャズ作者としてまず最初に名前が挙がる存在でもあります。
BOFにはチーム発足の05年から参戦、随一の安定感でチームを引っ張ってきました。
昨年の25位を上回れば名実ともに超一流の域。今年にかける意気込みは誰にも負けません。
(3) HOUJIROU
・ 過去の大型イベント成績
・ コメント
HOUJIROUさんは疾走感ある高速トラックへの適性著しい実力者で、
07年開催の第6回無名戦(ビジネスクラス)を“舞姫 ~buki~”で優勝するなど、
チーム内でも一段と華やかなBMSイベント実績を誇っています。
BOFでは毎年着実に成績を伸ばしていて、まさにチーム躍進の象徴的存在と言えるでしょう。
一年ぶりのBMS発表となりますが、臆せずスピードスターの真骨頂を見せてくれることに期待です。
(4) サポートメンバー
MentalstockさんをBGA担当として迎えました。
Hateさんの [nowhere] チームとの掛け持ちなので、活動実績等はそちらをご参照下さい。
このチームはBGAがアキレス腱なため、Mentalstockさんの加入は非常に大きいです。
◆ 順位予想
BMS担当者の偏差値合計 48.3+52.1+48.7=149.1
MAX 55.8+57.8+53.0=166.6 / MIN 44.0+48.1+41.4=133.5
(意味・計算法等については記事「BOF2009展望(前編)」を参照して下さい)
計算上、過去全ての平均値から能力値を算出しているため15~20位予想となっていますが、
年々右肩上がりに発展中のチームですので、MAX値である166.6を現在の実力と判断し、
昨年の10位を順位予想のベースとするのが、実情を反映していて妥当かと思われます。
この一年の成長度を加味すれば、今年は更なる順位上昇も期待できることは確かですが、
現実問題として、10位からのランクアップというのはなかなか難しそうです。
というのも、ベスト10圏内はプロ顔負けの実力者や大御所が辣腕を振るう弱肉強食の領域ですので、
いくら伸びているチームとはいえ、そこに真っ向勝負を挑んで生き残れるかはわかりません。
ですので、今までのように個人技だけに頼って戦うだけではなく、
チーム企画などによる連携技を見せるなど、3人一丸となってアピールする必要も出てくるでしょう。
あと避けて通れないのがBGAの問題です。上位入賞チームにBGAは必須です。
メンバー3人とも、できることならBGA作家の応援が欲しいタイプなのですが、
他チームと掛け持ちしているMentalstockさんに頼り切るわけにもいきません。
前途多難ですが、これを疎かにするようだと昨年の順位のキープすら暗雲が立ちこめてきます。
ベスト10という厚い壁に立ち向かう今年は、過去3回のBOFのように気楽な戦いではありません。
上位陣への挑戦者という立場ではありますが、同時に挑戦を受ける立場のチームでもあるのです。
前も後ろも強敵揃いで進むべき道は険しいですが、メンバーが三者三様の個性を発揮して、
「毎年成長を続けるチーム」伝説をまた一年延ばしてくれることに期待を寄せるファンは多いでしょう。
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