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2009/12/13

2009年9、10月のBMSより

今さら何を…という気もしますが、
9月、10月に一般リリースされたBMS(イベント出展作は除く)の中から
オススメ作品を何曲かご紹介します。

※ 11月分ではなくて9、10月分です(;´д`)トホホ… 11月分も早めに書きたいです…。

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今年9月、10月のBMSシーンはBOF2009の話題一色ではありましたが、
ちょうどpupulyがオープンしたこともあり、何気に裏では良作の発表が多かった時期でした。
本当は個別で取り上げたいものも含め、紹介したい作品はたくさんあるものの、
旬を逸した感は否めないので、数作品に絞ってここでひっそりと紹介しておきます。
BOFの陰に隠れた珠玉の作品群をこの機に再評価してみてはいかがでしょう?
 

 
 
 
 
 
★ onechance / Bit Upper

Bms_onechance

Genre : TECH HOUSE
Title : onechance
Artist: Bit Upper
Difficulty:
7key☆8 ☆8(LN)
 
 

9月リリース。話題沸騰のレビューサイトpupuly登録作。
Bit Upperさんの通算101作目のBMSになります。

「101」といえば、あの有名映画「101匹わんちゃん」が連想されますが、
タイトルの「ワンチャンス」は、この「わんちゃん」に由来したものだと思われます。たぶん。

曲はテックハウスのジャンルの通り、テクノらしいリズミカルなビートを身上にしながらも、
どこか寂しげな情緒を醸し出すような、ディープで繊細な雰囲気をも味わえるお得な作品となっています。
徐々に形を変えながら展開していく低音を主役に、声ネタやパーカッションが次から次へと飛び交う構成は
思わず熱くなってのめり込んでしまう魅力満載でとても楽しいです。
譜面もスパイスが効いていて、BMSの楽しさに肩までどっぷり浸かれることはまず間違いありません。

曲の良さ・BGAの個性・譜面のいやらしさ、この三者が絶妙なトライアングルを形成している本作は
非常にBMSらしいBMSといった趣で、pupuly登録組のなかでも個人的にイチオシの作品です。
伊達に100作以上もBMSを作り続けているわけではないという、さすがの出来映えをご賞味下さい。

 

DL:pupuly(No.4)
http://nekokan.dyndns.info/~pupuly/bms/view.cgi?id=4
DL:適当。-びっとあっぱーでこれーしょん-
http://amonkido.at.infoseek.co.jp/top.htm

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★ Apollo / Riutaso

Bms_apollo

Genre : -
Title : Apollo
Artist: Riutaso
Difficulty:
5key☆4
 
 

9月発表作。近頃はめっきり少なくなった純然たる一般リリースです。

作者のRiutasoさんはあまりイベントやレビューサイト等には姿を見せない裏方タイプの作者さんなので
BMSシーンをしっかり追いかけてないと氏の活躍を把握しづらい感もありますが、
過去に「BMS Starter Pack」に総計4つも作品を送り込むなど、その実力は太鼓判の隠れた超大物です。
 
Riutasoさんの魅力と言えば、マイルドでゆるーい雰囲気や優しいタッチの手描きBGAが挙げられますが、
そういう意味では、この “Apollo” はまさに総決算と言って過言ではない傑作と呼べましょう。
まったりマイペースで余裕の感じられるメロディと、どこかとぼけた感じのリズムとが
あたかも子どもをあやすみたいに温かい音使いに乗って運ばれてくる様は、
聞いていて呼吸が楽になるような、穏やかで安らげる脱力感に満ちあふれています。

曲名にあるアポロ計画により、人類は「月に到達する」という偉大な夢を叶えましたが、
その代償として、「月にはウサギが住んでいる」という淡い夢を打ち砕かれてしまいました。
しかし、誰もが子どもの頃に胸に抱いた宇宙への夢や希望は、この曲の中で生き続けています。
アポロによって失われた歴史のifを、ぜひこの作品で再発見してください。
 

DL:りうたそ
http://nanmin.s4.xrea.com/

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★ Vital Sign / Yusuke Takeuchi

Bms_vitalsign

Genre : epic house
Title : Vital Sign
Artist: Yusuke Takeuchi
Difficulty: 7
key☆5 ☆6 ☆9
 
 

10月リリース。bin登録作。
crankyさんをはじめとして多数の作者の「復活ブーム」に沸いたBOF2009の盛り上がりは、
BOFイベント会場外においても、眠れる一人の大物作家を呼び覚ましてしまったようです。

Yusuke Takeuchi(竹内祐介)さんは、過去には6yenやrenaissance B.C.などの名義でも活躍されていました。
2005年の “oblivion” 以来4年ぶりの復活となるため、新参の方はあまりご存じないかもしれませんが、
(2007年の戦國出展作 “IX -Atoropos-” 以来でした。大変申し訳ありません。12/20追記。)
“on the sequense” などのシリーズものや、長尺BMSの金字塔といえる “Bolero” など、
d'n'bやMinimal方面で名作が多いので、この機会に過去作にも触れてみることをオススメします。

本作のタイトルであるバイタルサインは、医学用語で脈拍や心拍数などの生体情報のことを指します。
医療ドラマで心電図が一直線になったら死亡、みたいなのをイメージするとわかりやすいと思いますが、
この曲はまさにそんな感じで、あたかも末期の臨床音楽のような印象を抱かせる作品となっています。
一聴すると柔らかい音が耳に心地よい感じですが、そのフレージングは暗い影が忍び寄るように寂しく、
もはや先の短い患者が病棟で悲嘆に暮れるような、孤独で救われない気持ちに包まれます。

来たるクリスマスに予定がなくて寂しいという方は、当日この楽曲を聞くのは絶対避けましょう。
きっと首を吊りたくなりますから。そのくらい悲愴な情感のつまった作品です。
 

DL:bin(No.621)
http://bin.dot908.net/?mode=detail&no=0621
DL:commonsense[s]
http://www.commonsense.nu/

※ HQ版には一枚絵が同梱されていないようですので、既にDL済みの方もどうぞご確認ください。

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★ ZANNNNNENNNN / DJ Saw-Low

Bms_zannnen

Genre : EXTREME 切腹CORE
Title : ZANNNNNENNNN
Artist: DJ Saw-Low
Difficulty: 7
key☆0
 
 

10月のBOF終了直後のリリース。[大都会岡山連合] チームのBOF2009エンディングBMSです。

DJ Saw-Lowは鎌足早漏ことscythelegさんの変名義です。
以前、当ブログのBOFチーム分析にて大都会岡山連合の紹介をした際、
(岡山の都道府県人口ランクである)21位未満なら責任を取って鎌足さん切腹、と書きましたが、
今年のBOFは大混戦になったこともあり、健闘空しく大都会岡山連合は35位という結果に沈みました。
私は超軽い気持ちで「切腹しろ」と書いていたので、まさか本気にするとは思ってもいなかったのですが、
そこはサムライ魂の鎌足さん。自主的に切腹BMSを発表し、男らしく己のケジメをつけてくれました。
こうなれば私も言い出しっぺの立場として、作品紹介という形で介錯を務めさせて頂きます。
でも結果発表の4日前から敗北を予見して制作を開始するなんて、随分とひどいチームリーダーですね(笑

切腹、ZANNNNNENNNN、から連想されるように曲は波田陽区のパロディーから始まります。
鎌足さんの肉声?とともに、ギターを抱えて見事な最期を遂げ昇天となります。享年22。
…という感じで、わずか7秒で切腹が済んでしまいますが、そこはアイデアマンの鎌足さん、
残りの曲尺すべてを、来春自身が主催を務める2大イベントの宣伝に当てます。←ってほとんど宣伝じゃんヾ(-_-;)
2大イベントとは「EXTREMEBEAT」と「CHAOS STAGE」の2つです。
 

Extremebeat

EXTREMEBEAT
登録:2月18日(木)~ 22日(月)
評価:2月18日(木)~ 28日(日)

まずはEXTREMEBEATですが、これは昨年春に好評を博したMAXBEATの続編となります。
高速BMSほど高得点となる特殊な評価方法が最大の特徴で、
戦略次第で誰でも優勝の可能性があるため、非常に妙味のあるイベントです。
http://scytheleg.bms.ms/tempyou/event/extremebeat/
 

Chaosstage

CHAOS STAGE
登録:2月20日(土)~ 21日(日)
評価:2月22日(月)~ 28日(日)

一方のCHAOS STAGEは、07年開催のChaotic Fieldの後継的なもので、
ソフラン・停止・密集・文字譜面などなど、作品がどれだけカオスを表現しているかを競うという、
今までなかったタイプのイベントです。どんなBMSが揃うか想像もつきません。
http://scytheleg.bms.ms/tempyou/event/chaos/


そんなわけで、切腹の介錯のはずが体よく宣伝に利用されてしまいましたが、
どちらも特色のあるイベント、しかも同時開催という前代未聞の試みなので、
来年のBMSシーンも非常に楽しくなりそうで、今から開催が待ち遠しいです。
まだまだ先の話なので準備には早いですが、どうせなら両イベントに出場できるよう、
作家の皆さんは今から構想を練り始めても良いかと思います。

切腹を乗り越え一段と力強さを増したBMS侍のscythelegさん、
彼がBMSシーンの中心に立つ日はもう目前に迫っているのかもしれません。
 

DL:天平風情
http://scytheleg.bms.ms/


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ということで、BOFの裏で輝きを放っていた作品を紹介しました。遅すぎです、すみません。

さすがにンヶ月も経過すると皆さん既に新作を発表されているようで、
Bit Upperさんは “minna snow” を自サイトで公開し、
竹内さんとscythelegさんはBMS Festival 09' Winterに現在参戦中です。
ぜひそちらの方の応援もよろしくお願いします。

BMS Festival 09' Winterはなんだか凄いことになっていますね。スーパーユジュリィイベント。
登録期間が終わったら早速何かしら記事を書きます。

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