« “ChaosStage” 開催 | トップページ | “KBP 2010 - Revival of Spring -” 展望 »

2010/02/25

“VERSUS.03” 回顧

STR発、ガチンコBMSバトルイベント“VERSUS”第3弾!

Versus03_banner_sep

 [Champion] roop VS miii [Challenger]
 ルール / 三拍子

公開 : 2月14日(日)
投票 : 2月14日(日)~2月21日(日)
主催 : STR

----------------------------- 

 
  
 

"VERSUS.03"が終了しました。
今回の投票者数は59人。前回(56人)前々回(53人)を上回る"VERSUS"レコード更新で、
非常に注目度が高い一戦だったことがうかがえます。
気になる結果はこうでした。

Versus03_result0

ということで、無敵の王者roopさんが挑戦者miiiさんを返り討ちにして、見事V3を飾りました。
"VERSUS.01"以来、3度連続の防衛おめでとうございます。パチパチパチ。
敗れたmiiiさんはBMS界の若手作家の出世頭として、世代交代の期待を一身に背負い善戦したものの、
ここでは王者の経験と年季の差に跳ね返された格好となってしまいました。
まだまだBMS界に政権交代の春は訪れないようです。

両者のアベレージは、王者が2.6pts、挑戦者が1.6pts。
3pts満点で1ptsの差ですから、それなりの差が付いたことになります。

期間中の点数の推移は下図のとおりです。

Versus03_result1

2日目あたりから王者は2、30ptsのリードを保ち、最終日では猛烈なラストスパートで更に突き放しました。
逆転勝利した"VERSUS.02"のときもそうでしたが、roopさんの最後の追い込みは切れ味抜群です。

上のグラフでは横軸を日付にしましたが、横軸を票数に変えた場合は下図のようになります。

Versus03_result2

細かな揺らぎはありますが、roopさんはy=2.6x、miiiさんはy=1.6xの正比例の形を取りました。

王者は地力の差を活かした正攻法により、日程全体を通じ優位に戦いを進めて完勝、
挑戦者は相手との能力差を自覚し、一か八かのギャンブル性の高い作品で挑んだものの不発、
という勝負の様相を見せた"VERSUS.03"となったように思います。
王者・挑戦者のお二人をはじめ、主催・投票者・観戦者の皆さん、お疲れ様でした。

 

◆ 投票傾向分析

今回の対戦においては、これまでより投票者の採点基準や嗜好などが明確に出ていたように感じました。
投票コメントをもとに何点か分析してみます。次以降の対戦者の研究材料になれば幸いです。

・ 「7鍵譜面がある」  加点要素にした投票者…6人

"B2DUEL" "VERSUS.03" のタイマンイベントで7鍵譜面が収録されたのは初めてでしたが、
5鍵より7鍵のほうがプレイヤーが多い現状、好意的に受け止める意見が多かったようです。
今回のバトルでは両者とも7鍵譜面があったため、はっきりとした差は付かなかったものの、
もし片方だけに7鍵があったら…と考えると、次回以降も無視できない要素となるかもしれません。
 
・ 「DP譜面がある」  加点要素にした投票者…1人

上とは逆に、10鍵・14鍵のダブルプレイ譜面はあまり決定的な得点に結びつかなかったようです。
熱狂的なファンが多い反面、プレイヤーの絶対数はやはり少ないのでしょうか。
 
・ 「打鍵感・演奏感の有無」  加点/減点要素にした投票者…7人

今対戦の明暗を分けた要素がこれ。王者には好意的な、挑戦者には否定的な意見が目立ちました。
BMSである以上、打感はもっとも原初的な要素なので、採点上でも重視されるケースが多いようです。
一時期は「BMS界で最も人気の本体はuBMplay」などと揶揄されたこともありましたが、
この結果を見るに、多くの皆さんはちゃんと普通にプレイしているようで安心しました。
 
・ 「譜面が難しい」  加点要素にした投票者…1人 減点要素にした投票者…6人

主にmiiiさんの譜面(5key☆7、7key☆9)についてです。
高めの難易度に加え、HARD判定・ソフランなどが絡む特徴的な譜面でしたが
「難しすぎる」と感じた投票者は少なくなかったようです。
タイマン戦での投票者をターゲットにするなら、難譜面一本で挑むのは考え物かもしれません。
 
・ 「テーマ性(三拍子感)」  採点要素にした投票者…7人 特に重視しなかった投票者…3人

これは多いと見るか少ないと見るか微妙なところだと思います。
投票コメント中で三拍子について言及している人は、採点基準で重要視したケースが多い反面、
全体的な傾向としては、「作品のクオリティ>テーマ性」 で評価される向きが強かったようです。
B2DUEL#03 [テーマ:エレクトロニカ] を見ても、その察しが付くかと思います)
ですのであまりルールに縛られすぎず、自身の得意分野を押し出して勝負した方が
結果として勝利への近道になりやすいような感じがします。
 
 

◆ 打倒roopのために

王者は現在V3。これでtigerlilyさんの保持するタイマンイベント連勝記録(3連勝)に並び、
次に勝てば単独新記録達成ということになります。強すぎです。

そろそろ界隈の総力を挙げて包囲網を結成して良い時期なのかもしれませんが、
では、いったい誰ならroopさんに勝てるというのでしょう?
roopさんより実績的に上の作家は果たしてどの程度いるのか調査しました。
 

下図は、今までのBMSイベントにて一度でもroopさんを上回る成績を上げたことのある作者と、
その作者とroopさんとのイベントでの通算対戦成績を列挙したものです。
赤字は勝ち越し、青字は負け越し、緑字はイーブン)

Versus03_vsroop_2

roopさんは約6年のBMS作者歴がありますが、そのキャリアにおいて敗北歴はわずかこれだけです。
もともとイベント参戦が多い作者でないとはいえ、その安定感は恐るべきものがあります。
(ちなみに現時点での通算成績は、スコア483勝15敗、アベレージ366勝7敗2分。勝率97~98%)
 

roopさんにスコア・アベレージ両方の通算成績で勝ち越しているのは3人。
Nankumoさん、crankyさん、orangentleさんだけです。
このなかでも、唯一「roopキラー」と言うべき対戦成績を持つのがNankumoさんで、
過去2戦してスコア・アベレージともに負けなしという、抜群の相性の良さを誇っています。
しかしNankumoさんは大型イベントに強いタイプで、一対一ではB2DUEL#04でtigerlilyさんに敗れるなど、
タイマン適性にはやや疑問符が付く感じなので、"VERSUS"の場でこの相性を再現できるかは未知数です。
むしろcrankyさん(B-1でonokenさんに勝利実績あり)やorangentleさん(Renaisssance主催)のほうが
タイマン向きかもしれませんが、定期的な作品発表を要求される"VERSUS"への参戦は望み薄です。

voidさんとnaotyu-さんはトータルの対戦成績的にはroopさんと互角。
特にvoidさんは今日のプレイヤーの支持が厚く、名乗りを上げるようなら面白そうな存在ですが、
"VERSUS"のroopさんよりは"B2DUEL"のfenさんと戦う方がしっくりくる気がします。作風的に。

それ以外の作者は、roopさんに土をつけたことがあるとはいえ、対戦成績的には押されぎみです。
通算対戦数的にライバル的存在なのはsasakure.UKさん、SHIKIさん、fenさんの三人ですが、
彼らほどの超大物作家をもってしても、roopさん相手には劣勢を強いられていることがわかります。
 

結論としては、「roopさんに勝てる候補を擁立したくても、必勝を望める人はいない」という感じです。
ではどうすればいいのかという話になりますが、結局の所は「やる気と努力量」に集約されるでしょう。
王座を奪い取ってやろうという強い意志と、作品制作に情熱を注ぎ込める時間的余裕があれば
作品にもその意気込みが反映され、一発逆転の王者交代劇も実現できるかもしれません。
 
"VERSUS"は注目度が高く、もし勝利するようなら一躍スーパースターの座は約束されていて、
名を上げるにはこれ以上ない絶好の機会です。BOFよりも遙かに効率よく名声を得られます。
負けてもともと、勝てばミラクルハイリターンという超オイシイ仕様のイベントですので、
「我こそは」と野心を抱く作家の皆さんは、ぜひ臆せずに挑戦してみてください。
次回"VERSUS.04"以降も、これまでと同様にハングリー精神みなぎる挑戦者の参加を
私も一投票者として楽しみに待っています。
 
 
 
 
VERSUS.03
http://str3.org/versus/event.cgi?battle=3
 
 
__________
 
 
 
トリビーカオス開催中。トリビーは今週末にもMAXBEATのインプレ数(485)を抜きそうですね。

私もそろそろインプレを始めようかと思います。
最近のイベントでは、最終日に慌てて書き始めて間に合わないー、の連続だったので今回こそ頑張ります!
トリビーはBOFの750ptsを基準に可をつけます。半分から2/3程度に給油するつもりですが、
BPM倍取りっぽいものには問答無用で否をつけますのでご了承ください。
カオスはBOFの850ptsを基準に200000000ptsをつけますが、割と大盤振る舞いします。
私も今になって気づきましたが、カオスの得点方式って結構残酷な形式なのですね…まあいいか。
 
 
拍手レス更新しました。いつもありがとうございます。

|

« “ChaosStage” 開催 | トップページ | “KBP 2010 - Revival of Spring -” 展望 »

event」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1232013/33520935

この記事へのトラックバック一覧です: “VERSUS.03” 回顧:

« “ChaosStage” 開催 | トップページ | “KBP 2010 - Revival of Spring -” 展望 »