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2010/09/02

“BOF2010” 展望(前編)

チームを組み、作品3つを提出して競うイベント "BOF2010"

Bof2010_bn

THE BMS OF FIGHTERS 2010  - The Evolution of War -

登録 : 9月17日(金)~9月24日(金)
評価 : 9月25日(土)~10月30日(土)
主催 : BOF2010実行委員会

※ イベント期間が変則日程(金曜開催とか、土曜終了とか)なのは仕様なのでしょうか?

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暑かった夏も終わり、今年もとうとうBOFシーズンに突入しました。
BOFは2004年の誕生以来、夏(?)の大型イベントとして定着し、今年で6回目の開催となりますが、
BOF2010ではチーム登録数が119チーム(357作品)を数え、過去最高の超巨大イベントになるのは確実です。

さて、“BOF展望(前編)”と題しました今回の記事では、まだ登録期間まで時間が残っていることもあり、
主にBOFで良い成績を取るための戦略や傾向、注意点などを中心に紹介していきます。

  

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◆ チーム数予想

チーム登録数は119チーム(357作品)ありますが、全てが出場してくるとは限りません。
毎年いくつかのチームが諸事情により脱落し、ひっそりと姿を消しています。
そこで、実際のところ今年のチーム数(作品数)がどの程度になるか、過去のデータから検証してみました。

Bof2010_teamyosou

BOFの規模が大きくなるにつれ、出場割合がだんだんと低下していることがわかります。
88チームの登録申請があった昨年は出場率80%。18チームが本戦前に振り落とされました。

この傾向から類推すると、今年の出場割合は70~75%程度になるのではないか、と私は予想しています。
仮に75%とすると、チーム数は89チーム・作品数は267作品。300作品を越える可能性は低そうです。

ただし、主催側は全チームが出場してくれる前提で準備を進めてくれています。
安易に辞退すると、主催の努力を無にしてしまうことになります。登録した以上は責任を持ちましょう。

また、3作品間に合わなかったのか、毎年1~2作品だけで挑むチームがありますが、
BOFは3作品揃えて戦うことが唯一の縛りであるイベントです。絶対に間に合わせて下さい。
過去には1作品のみしか出せなかったチームが、チームアベレージ上位に入ったりすることもありました。
そういう事態が再び起こればどんな騒動になるか全くわかりません。絶対に間に合わせて下さい(二度目)。

 
 

◆ エース曲制度

BOF2010の新要素の一つに、エース曲制度というのがあります。

エース曲制度は楽曲登録時にチーム内で一曲だけエース曲を決めて貰います。
エース曲に指定された楽曲はリストの部分が目立つようになり、
チームポイント部門に限り得点が通常の1.25倍になります。

とのことで、BOF2004のレシオシステムの簡易版、といった感じの制度になります。

このエース曲制度について、一つはっきり言えるのは、
絶対的人気作家がいるチームが有利で、バランス型のチームは不利、ということです。
例えば、同じチームスコア合計100000ptsのチームでも、
80000/10000/10000のチームと、40000/30000/30000のチームでは、
80000ptsの作者をエース設定できる前者のほうが圧倒的に恩恵を受けられます。

とはいえ、1.25倍という得点ボーナスは、さほど大きなものではないのも事実です。
試しに「BOF2009で、各チームが稼ぎ頭をエース設定した場合」の順位を調べてみましたが、
半分以上のチームは順位は変わらず、場所によって最大でも±3位の変動がある程度で、
大局を覆すほどのものではありませんでした(詳細はこちらからご覧ください) 

有利不利はある制度ですが、あまり執拗にこだわるほど決定的なシステムではありません。
ただし「チーム内で最も点数が取れそうな作品をエース認定すること」は必須です。
メンバー間で「○○の作品がエースだ」と腹を割って話し合えるか、そこがポイントとなるでしょう。
 
 
 
◆ チームジャンル制度

各チームごとにチームジャンルを申請して、同じようなチームは固まって配置される」というこの制度、
考案したはいいものの、結局チームジャンルが被ることはあまりなさそうな感じです…。

現時点で、最大勢力のトランス(が含まれる)チームが8チーム、ハードコア系が7チームほど。
そこまでは順調にまとまりましたが、その下はかなりバラバラになっていて、なんだか微妙な状況です。

あまり活用法がない制度かもしれませんが、あえてアイディアを出すとしたら、
・ ジャンル[東方アレンジ]などのように、特定の客層をターゲットにしているチームが固まると便利そう
・ 同じジャンルにすることで、ライバルチームと隣同士になれる(ANIMAL CREWチームがやっています)
くらいでしょうか。お得なようなそうでもないような。考え方次第ですね。

なお、チームジャンル申請は9/3 23:59が締切となっています。
せっかくの制度を有効活用しよう!という方はお早めにどうぞ。
 
 
 
◆ BGAのススメ

BOFはBMS界最大のイベントなだけあって、上位入賞にはBGAがほぼ必須となります。

どのくらいBGAが重要視されているか、BOF2004以降の大型イベント上位20位までの作品を対象に、
BGAあり/一枚絵のみ/BGAなしの3パターンに分類して集計したところ、
案の定、BGAありの作品が大多数を占めるという結果になりました。

Bof2010_bgatukurou

「行けるものなら上位に行きたい…!」という願望があるのなら、BGAは作っておくべきでしょう。

ビジュアルは無理だという方も、GOT TO BE REALplugout3などの人気フリーBGA素材がありますし、
検索すればBGA素材配布サイトは結構出てきます。自作BGAの二次利用を許可している作者さんもいます。
今大会は作品数が物凄く、BGAがない作品はそれだけで埋もれてしまうかもしれませんので、
映像作家へのコネがないからと諦めずに、見よう見まねでBGA作りに取り組んでみてはいかがでしょうか。

 
 

◆ 譜面のススメ

先日の5vs7回顧でも少し触れましたが、
BOFでは5鍵と7鍵の両方の譜面が同梱されている作品が強いです。

上のBGAのススメに倣って、BOF2004以降の上位20傑の譜面傾向を調べると、以下のようになりました。

Bof2010_humenganbare

7鍵のみのBMSが最多、次いで5鍵+7鍵、少し差が開いて5鍵のみ、という順になり、
この数字だけ見ると、7鍵譜面が入っている作品のほうが支持されやすいと言えます。
(ちなみに「その他」は10鍵譜面一つだけの“ao vivo em clube cervejas”でした。9鍵オンリー作品の上位進出歴は今のところないです)

しかし、5vs7展望で書いたとおり、今日のBMS界の 5鍵:7鍵:5+7鍵 の作品リリース割合は、
5鍵:7鍵:5+7鍵=1:2:0.3 という極端な割合になっています。
最も制作数が少ないはずの5+7鍵が、BOFに限ってここまで躍進しているというのは、
やはり何らかの原因があると考えて良さそうです。

普段のBMSイベントとは異なり、BOFではライトなプレイヤー層もインプレを行います。
その中には5鍵・7鍵のみしかできないという人もいるでしょうし、低難度が欲しいという人もいるでしょう。
そういう層からも満遍なくインプレを獲得できる作品が、王者への最短距離にいるのかもしれません。
 
 
 

◆ 場所取り合戦

作品数が非常に多く、ページが縦長になってしまうBOFでは、会場での位置取りというものが重要になります。
たかが場所と侮るなかれ。登録の時点で、すでに勝負は始まっているのです。

  • チームの位置

昨年のBOF2009展望(前編)の転載になりますが、
統計上、「場所によってインプレされる頻度が違う」というのはBOFでは確かなようです。
詳しくは昨年の記事を参照して頂きたいですが、イベントページでのチーム登録場所の有利不利は、
    最上段>>>>>最下段≧上の方>真ん中あたり>>下の方
となっています。最上段は圧倒的に目立ちます。

今年はチームジャンルの影響で、どういう順番で会場に配置されるのかハッキリとは明言されていませんが、
基本的に、早く登録完了したチーム=上段、という方針はそう変わらないと思います(たぶん)。
上段に配置→スタートダッシュできる→得点を見て作品を落とすプレイヤーが出てくる、
という好循環も期待できますので、なるべく早く登録を済ませるのが吉でしょう。

  • チーム内での位置

こちらは昨年の“BOF2009” 回顧(前編)からの転載になりますが、
チーム内での作品配置(左・中・右)でも、インプレの貰いやすさに影響が出てくるようです。

各チームで最もポイントを稼いだ作品が、左・中・右のどの位置だったかを調べると下図のようになります。
(BOF2005はデフォルトの表示形式が異なるため除外)

Bof2010_iti

左・中にはさほど大きな差は見られませんが、右に配置された作品は4回のBOF全てで大不振に陥ってます。
ここまでくると到底偶然とは思えませんので、可能な限り左か右に位置取るのがベストでしょう。
特にエース作品の配置は重要になってくると思われます。チームごとにしっかり戦略を練ってください。

 
 

◆ その他注意喚起

  • ファイル名・フォルダ名に配慮を

数百作品もの登録が見込まれるBOFにおいては、
曲名被りなどは日常茶飯事です。昨年もまさかの“BABYLON”被りがありました。
が、それは大したことではありません。問題なのは、ファイル名・フォルダ名被りが起こりうることです。

BOF2009では、「violet.zip」という圧縮ファイル名の作品が2存在していて、
ダウンロード環境や不注意・勘違い等によっては、上書きされてしまう可能性がありました。
300近くの作品がある以上、このような一単語のみのファイル名は危険です。
チーム名や作者名を加えるなど、他と積極的に区別する努力をしたほうが良いでしょう。

  • ミラーダウンロードの設置を

当然のことながら、イベント開幕直後はたいへん混み合います。
昨年は、頑強を誇るあのBMS共用アップローダですら不安定になり、
初期に放流された全作品パッケージでは、ファイルが破損した作品が紛れていたという噂も聞きました。

また、初日の混雑時にダウンロードしようとする人は、よほどのBMS好きが多いはずです。
そういう熱狂的な人たちに、サーバー事情等によって作品が行き渡らなかったりすると、
そのまま忘れられてインプレされる可能性が減る、という事態にも発展しかねません。
300作品近くもある以上、どれをダウンロードしたか明確に覚えていることは困難ですから。

さらに言うと、geocitiesにファイルをあげている作家さんをたまに見かけますが、
ブラウザなどの環境によっては、右クリックで保存、というのがうまく働かないことがあるようです。
これもインプレが付きにくくなる原因の一つと言えましょう。

以上のようなトラブルを防止するためにも、ミラーダウンロードの必要性は高いです。
混雑する初日だけでも良いので、自サイトやaxfcなどに分散すると、大変ありがたいと思います。
なお、BMS共用アップローダは大混雑が予想されます。猫缶サーバーをお借りするのも良いでしょう。
 

 
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以上、色々と傾向と対策を見てきましたが、
BOFというのはかなり特殊なイベントであることが再確認できたかと思います。
ネームバリュー・人気投票という側面が強まり、良い作品が必ずしも良い評価を受けるとは限りません。
高評価を集めている作品だけ落とす人が増えるため、スタートダッシュの重要性が増してきます。
普段インプレしない人もインプレするので、通常のイベントと得点傾向が変わってきます。
とにかく規模が大きすぎるために、通常のイベントの常識が通用しづらいイベントなのです。

しかし、過去の入賞作を見ていると、人気が出やすい作品・埋もれやすい作品など、
一定の法則性みたいなものは存在します。適切な対策を練れば相応のリターンは期待できるはずです。
勝者がいれば敗者もいるわけで、私には全員を平等に応援することなどできませんが、
ここをお読みの作家さんが少しでも上の順位を取れるよう、大会でのご武運をお祈りいたしております。
 
 
さて、明日からはBOF各チームの分析記事に移ります。
BOF2009の時と同様、各作家のBOF偏差値をもとにチーム能力値を算出していきますが、
昨年の反省を活かし、
(1)直近のBOF成績を重視するため加重平均を用いる
(2)ここ1年間のイベント成績も数値に反映させる
の2点を改良して、バージョンアップした分析記事を書いていきたいと思います。

なお、BOFチーム系記事を載せている他サイト様では、韓国Theme of EZ2DjBMS Forumが一押しです。
ハングルで書かれているため、翻訳サイトを通して閲覧する必要がありますが、
情報量・内容とも充実していて超面白いです。なんで海外の方がこんなに詳しいの…?
「BOFが待ちきれない!」という方は、なんとか頑張ってそれっぽい箇所を探してみて下さい。
(BOF2010でサイト内検索すると便利かもです)
 
 
ということで、“BOF2010” 展望(前編)はこの辺で失礼します。
“BOF2010” 展望(後編)は開催直前にお送りする予定です。
 

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FALLさんがBOF2010チーム注目度調査をやっています。私もさっそく投票してきました。
今大会の情勢を分かりやすくするためにも、BOFに興味ある方はぜひご協力下さい。
締切は9月11日(土)です。忘れないようお早めにどうぞ。

要綱に、挙げた5チームが本戦で上位独占とかしても何も起こりません、などと予防線が貼ってありますが、
Mr.Entertainmentの異名を持つFALLさんに限って、そんな姑息な逃げを打つはず絶対ありません。
私たちの力を結集して、再度FALLさんにアレなイベントを開催させるように努めましょう!

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コメント

お疲れ様です(◎´∀`)ノ いつも楽しんで記事読ませていただいています。
まさかBMSフォーラムが紹介されるなんて思いもしなかったです。そこでちょこちょこ書いてる身として恥ずかしい限りですね(/ー\)

今年もチーム別紹介は楽しみにしています!!

投稿: MIRV | 2010/09/03 01:12

どうもありがとうございます!
私も韓国のBMS Forumはよく拝見しておりますが、
とても中身が濃くて詳しい書き込みが多く、韓国のBMS人気に圧倒されるばかりです…。
今年のBOF2010も、日韓が互いに刺激しあって盛り上がれると良いですね。
チーム別紹介は頑張って毎日続けられるようにします。コメントありがとうございました!

投稿: s_miho | 2010/09/03 23:57

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