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2010/09/15

BOF2010チーム分析(19) [快楽の園]

Kairaku_bn

[快楽の園]

O-SE,  yujurie,  wosderge,  retu

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Kairaku_

◆ チーム概要

[快楽の園] は、ヒエロニムス・ボッシュの同名の宗教画から名を取ったチームです。
原画は「天国・現世・地獄」から成る三連画ですが、ここのメンバーは3人全員とも地獄の悪魔としか思えません。
O-SEさん、yujurieさん、wosdergeさんは特異な作風で知られ、独自路線を歩み続けるBMS界の鬼才たちで、
チームジャンルは『音楽』ながら、本当に『音楽』を作ってくるのかも怪しいほどに掟破りの異端者揃いです。
ベリハや癖曲に苦しむ人々を見ることこそが、彼らにとっては究極の快楽。まさに史上最凶のチームです。

 
 

◆ メンバー紹介

 (1) O-SE

Kairaku_ose

昨年の“パーフェクト・ガール”のように、暗く偏執的な音楽はお手の物のO-SEさん。
[ヨキココロクルー] で善人の仮面を被っている(?)分、こちらでは本領発揮してくれるでしょう。
(紹介文は [ヨキココロクルー] の分析記事にて書いたので割愛します。)
 

 (2) yujurie

Hudansi_yujurie_2

普通にBMSを作っているだけなのに、怪しいとか怖いとか散々に言われるyujurieさん。
一度入ったら引き返せない、知的なユジュリィワールド全開の作品を見せつけてくれるでしょう。
(紹介文は [フダンシズム] の分析記事にて書いたので割愛します。)
 

 (3) wosderge

Kairaku_wosderge

BMS界のマイナー路線を盲進する孤高の作家、それがwosdergeさん(旧d__tさん)です。
ダブやエレクトロニカ系統の概念的音楽を好み、シビアなVeryHard判定のBMSを愛好する姿は
大多数のプレイヤーからの冷たい奇異の視線と、ごく一部のマニアからの熱い共感を獲得してきました。
氏の鋭い感性は界隈の問題点をも掘り起こし、昨年から「微粒子」を運営してシーンの情報発信を増やしたり、
wav切断ソフト「woslicerII」を開発してBMS制作効率を飛躍的に向上させたりと、多くの改革に成功しました。
次は作家としての実力も示す番で、“the video in white room”以上のヒット作誕生は至上命題となります。
 

 (4) サポートメンバー

BGA担当としてretuさんが名を連ねています。
氏は長年BGA界を支えてきた重鎮的存在で、"BGAparty ;revival ::RW05:: -Red vs White-"を制したほか、
08年の"BGA BATTLE"では、yujurieさんの“jigsaw colors”のBGAによって見事優勝を果たしています。
抽象音楽を映像として視覚化する技術・イマジネーションともに傑出していて、BGA史上最高の人物の一人です。
yujurieさんとは作風的に相思相愛の仲なので、昨年の“Alice...”に引き続いてコンビを組むと予想されます。
 
 
 

◆ 順位予想

(能力値)61.3+53.0+51.5=165.8 (MAX)81.6+65.5+56.8=203.9 (MIN)47.7+48.6+46.7=143.0

Kairaku_meter

一応、15~20位程度が本命視されますが、
順位の振幅が異常に広く、何位になっても全くおかしくないチームです。
ただし、チームカラー的に賛否両論が予想されるため、さすがにベスト3は難しいとは思いますが…。

[快楽の園] はメンバー構成からして「やられた!」という感じがするチームで、
3人ともに、負のオーラ・陰気くささ・悪趣味さ・哲学性などに秀でたBMSを得意としています。
1人ではともすれば浮いてしまう作風ですが、3人でチームとして組んでいることで破壊力は倍増され、
さしずめリア充の対極といった感じの、怖く、気味の悪い、変態的な非モテBMSを披露してくれるでしょう。
このチームメンバーは譜面作りにおいても進歩的で、意欲的な要素をどんどん取り入れる傾向があり、
新しい譜面を考案しうる創造主として、譜面マニアから特に注目されていることも間違いないです。
また、彼らは普通のBMSはまず作らないので、「全く印象に残らない」なんてことはありません。
インプレ数が肝心なBOFにおいて「一言、物申したい」と多くのプレイヤーを呼び込めることは大きな武器です。
異色の問題チームとして話題と注目を集めて、賛否含めて着実に投票を集められれば、
今大会に旋風を巻き起こすことも十分に可能でしょう。

エースは能力値的にはO-SEさんが適任ですが、
このチームの作品はBGAがあってこそなので、私はyujurie&retuコンビに期待してみたい感じがします。
ただしO-SEさん・yujurieさんとも他チームと兼任のため、100%の力が出し切れない可能性は否定できません。

不安点としては、長所と表裏一体でありますが、
チームの作風があまりにも辛気くさすぎて、万人ウケは到底望めないことです。
しかも、ただでさえ好みが分かれる暗い曲だらけで評価が割れやすいというのに、
リーダーwosdergeさんはVeryHard判定の愛好家な上、その舌禍のせいで無数の敵を抱えています。
低得点が付くだけならまだしも、低得点を付けやすい雰囲気になってしまうと非常にマズイでしょう。
また、O-SEさんとyujurieさんはアベレージに強いタイプですが、wosdergeさんはアベレージに滅法弱いため、
全体としてスコア部門も中央値部門も上位が狙いにくい、中途半端なチーム編成になっている印象があります。
wosdergeさんがどれだけの成績を残せるかで、チームの浮沈が決定づけられるはずです。
 

 
[快楽の園] チームのメンバーは、私から見れば、雲か霞かを食べて生きてるような奇人だらけです。
でもそれだけに、今までの常識を覆すような革命的BMSを作ってくれるのでは、という淡い期待も抱いています。
いつの世も、天才というのは周りからなかなか理解されないものと言いますが、
一見アレなこのチームこそ、実はBMS界の未来を見据える大天才たちのチームなのかもしれませんね。

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