BOF2010チーム分析(番外編3)
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BOFも今年で6回目、これまで様々な常連作家や名物チームが誕生してきました。
そういった『ベテランチーム』から8チームを独断と偏見で厳選し、ここで取り上げさせていただきます。
例によって紹介できなかったチームの方はごめんなさい。
[幻想系男子]
rider(BMS) 東風谷誠(BMS) 貿易風(BMS)
A.C(BGA) かぜっと(絵) かなえゆめ(ボーカル)
今年の東方BMSチームのなかでも最右翼といえる存在です。
ハードコア系の東方BMSを作り続けてきたエースriderさん、"第7回無名戦"準優勝の東風谷誠(nmk)さん、
東方アレンジCDなどで活躍中の貿易風さんというメンバーは、同系チームより頭一つ抜け出ている印象。
BGAのA.Cさんは“エクステンドアッシュ”、ボーカルかなえゆめさんは“Memoria”などで好評を博していて、
楽曲陣とサポート陣のバランスも抜群ですし、原作ファンならマストチームの一つでしょう。
※ uhocrabさんが詳しいチーム紹介記事を書く予定のようです。アップされる日をお楽しみに。
[zhyming-zhyming]
樟(bms) ELE-G(bms)
チーム名は『じゃみじゃみ』と読みます。福井県の方言で『テレビが終わった後の砂嵐』を指す語で、
「あ、テレビがじゃみじゃみになった」などという風に用いられるようです。(現代福井弁講座様より引用)
そんなチーム名からも明らかなように、メンバーの樟さんとELE-Gさんは生粋の福井っ子BMS作家です。
県のカラーなのか、とにかく渋くてストイックな5鍵BMSが多く、プレイヤーを選びがちではありますが、
両者とも大ベテランでBMSの真髄は知り尽くしています。円熟味あふれる作品に期待です。
連続出場中の古豪ですが、今年はCocoさんを失ったのが痛いです。
福井三銃士の一角が崩れたことがどう影響してくるか…。試練を乗り越えなくてはいけません。
[作る!造る!創る!僕らの秘密基地]
wata(BMS) えふ(BMS)
ゴミ虫(応援) 16.21(援護射撃)
BOF2004に参加した [秘密基地] チームがまさかの大復活!なんというサプライズ!
当時のメンバーだった公(はむ)さんこそいないものの、5年ぶりのBMS制作となるえふさんや、
“La fin et l'aube”など美しきインストで知られるwataさんのカムバックは古参なら感涙必至です。
[菊田研究所] などと並ぶリバイバルチームの筆頭格として、往年の実力を存分に出しきってくれるでしょう。
04年はスコア17位。あの [菊田研究所] の1コ上の順位でした。
このチームのメンバーは作風が個性的で華があり、どんな大イベントでも清新さを放てる強みがあります。
久々のBMSとなりますが、この6年間に溜めたものを全て出し切る勢いで頑張ってほしいものです。
[Modulation Spin]
TAQRO.(BMS) 田嶋F(BMS)
BOF恒例チームになりつつある [Modulation Spin] は今年もしっかり参加しています。
TAQRO.さんと田嶋Fさんのユニット、という以外の情報は相変わらず不詳ですが、
シュランツ・ハンズアップ・アンビエントなど多彩な作風と、堅実で安定した実力は常連の貫禄たっぷりです。
ただしビジュアル面が不安という弱点はいまも解消されておらず、どこまで戦えるかは不透明ではあります。
初出場の08年で平均以上の高順位を獲得したものの、昨年はやや後退。
BOFでしか活動していないため、知名度・ネームバリュー勝負になってしまうと分が悪いです。
例年以上のクオリティのBMSを発表し、注目を集められるかが鍵となるでしょう。
[Studio transpher]
いかるが(BMS) Y.W(BMS) トパーズ(BMS)
[Studio transpher] はチームジャンルが『歌モノ』という超ポップなチームです。
BOF皆勤の偉大なるベテランいかるがさんをリーダーに、非凡なメロディセンスを持つY.Wさん、
そして(たぶん)BMS初制作のトパーズさんというメンバーが、いずれも初の歌モノBMS作りに挑みます。
状況的にもチームジャンル的にも [Maple brit'S] とよく似ていて、互いに良きライバル関係と言えるでしょう。
会場では上から5番目という好位置を確保。あとはBGAの不安を払拭できるかが課題となります。
[Indigo Lotus]
takdrive(BMS) zio(BMS) emu(BMS)
Identity 7(BGA)
夏らしく爽やかで幻想的なチームバナーが印象的な [Indigo Lotus]。
このチームの目玉といえば、何と言ってもzioさん(旧s i oさん)に尽きるでしょう。
pupulyに登録した“RUSTWATER”は平均値パーフェクト、“HAGANE”は史上初の☆50作品になるなど、
BGAを務めるIdentity 7さんともども、ここ1年のBMSシーンを湧かせた気鋭作家の一人です。
takdriveさん、emuさん(e.m.uさん?)と力を合わせれば、上位も十分に狙える実力派チームです。
[LUMINOUS]
eoll(曲,BGA)
tk%(ボーカル) のすけ(曲,ボーカル,BGA) みちる(ボーカル)
あまり注目されているとは言い難いチームですが、ここは非常に面白いと思います。
eollさんはBOF限定作家で知名度こそイマイチながら、その楽曲には常に光るものがあり、
08年の“星になる”はBMSらしからぬ睡魔曲として大いに話題を集め、
09年の“Welcome New World”は中央値900を達成し、"Groundbreaking"収録の座を勝ち取りました。
[LUMINOUS] (発光する)のチーム名のように、eollさんは今年のBOFで最も輝く作家になるかもしれません。
[team : Colorful Channel]
Initial-P(PMS) hi-low(PMS) XXX(PMS)
kent.(ニート予備軍) Jilk(キャラ) 石王マサト(ぽみゅにちゃん)
「ふぃーりんぐぽみゅ」向けPMSパッケージ"Colorful Channel"がBOF2010に初上陸!
"からちゃん"主催のkent.さんをリーダーに、Jilkさんや石王マサトさんらのキャラ担当者など
制作主要メンバーを総動員(?)し、可愛くポップな「ぽみゅ」の魅力を全力アピールします!
しかし不安点が一つ。メンバーのひろうさんは な に も し な い と評判のぐーたら男(ソース)。
ちゃんと作品を仕上げられるか、チームに迷惑かけないか、他人事ながら私は不安でなりません。
ちなみに大会のルール上は9keyのみでも参加可能ですが、果たしてどう出てくるのでしょう…。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
以上、紹介できなかったチーム関係者の皆さまには申し訳ありませんでした。
ぜひとも発奮して素晴らしい作品を発表し、私の眼力のなさを見返して笑いものにしてください。
次回(番外編4)では『若手チーム』を特集します。
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