BOF2010チーム分析(6) [あわよくばリア充]
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◆ チーム概要
BMS界に旋風を巻き起こした [リア充] チームが、今年もBOFに一大センセーションを巻き起こします。
voidさん、Junkさんの常連2人に加え、新たにニコニコで人気の8#Prince(八王子P)さんを招聘。
[たぶんリア充] → [きっとリア充] → [あわよくばリア充] と、年々順調にリア充度を喪失しつつありますが、
個々の力量とチームとしての完成度は右肩上がりに高騰中。今年は一発キメてくれるでしょう。
さあ、みんなでご一緒に 『(⌒,_ゝ⌒)ハードスタイルアイアムリアジュウナウ』
◆ 過去の戦歴
[リア充] チームは過去2回BOFに出場しています。
初出場の08年はまだまだ無名の存在ながら、voidさんとJunkさんがチームを引っ張りチーム13位と健闘。
voidさんはブレイクへの足がかりを掴み、翌年の“world devoid of you”“Idealized Land”のヒットを導きました。
2度目の出場となった09年は、有力チームの一つとして期待を背負っての参加となりました。
ネオンサインのような派手なgifバナーも話題を集め、スコア8位、中央値5位という立派な成績を獲得。
今年はリア充として生きる証を刻むためにも、それ以上の高順位がノルマとなります。
なお、2年連続でメンバーの一角を務めていたP*Lightさんはリア充資格を剥奪されたようです。合掌。
◆ メンバー分析
(1) void
BMS界の最大派閥トランスの頂点に君臨する、四つ打ちの貴公子がvoidさんです。
“Idealized Land” “ZENITHALIZE”などヒット曲を連発し、トランスコンポーザーとしてその名を轟かせましたが、
近年は新規ジャンルへの進出も精力的に行うなど、その音楽性の深さと幅広さを発揮しています。
BOFでは [リア充] 軍団のリーダーとして人気を集め、チーム順位・個人順位ともに年々上昇中。
特に昨年は、2曲出しして2曲ともベスト10入賞という、voidブランドの比類なき安定感を見せつけました。
(⌒,_ゝ⌒)の顔文字でBMSシーンを埋め尽くすべく、今年は個人優勝も視野に入れ決戦に臨みます。
(2) Junk
JunkさんはBMS・ニコニコ・同人レーベルなど、あらゆる方面で注目を浴びる気鋭のクリエイターです。
トランス・ハピコア・エレクトロ・ボカロなどのモテ系流行ジャンルを得意とし、
BMS通算制作数はまだ5作と少なめながら、そのキャリア以上の人気と知名度を誇っています。
イベント経験はBOFしかありませんが、参加した作品は全てが高順位を獲得しており、
なかでも自身最大のヒット作となった“Aihana”は、王道トランスの完成形として高く評価されました。
voidさんとともにチームを牽引し、リア充らしく頂点に立って燦然と輝くことができるでしょうか。
(3) 8#Prince
[リア充] チーム躍進のための秘密兵器が8#Princeさん。これが初BMS制作となります。
Junkさんらが主宰するレーベル「electro planet」の一員という縁からチームメンバーに抜擢されました。
ニコニコでは八王子Pとして、初音ミク・巡音ルカを用いたオリジナルボカロ曲で活躍中で、
代表曲“エレクトリック・ラブ”は15万再生を記録し、見事VOCALOID殿堂入りに輝いています。
BMS作者としての実力は完全に未知数ですが、ニコニコでの名声はJunkさん(定額P)より遙かに上です。
能力値は付けようがありません。が、ひとまずvoidさんとJunkさんの間を取って暫定的に61.0で。
(4) サポートメンバー
非常に多くのサブメンバーを抱えています。
まずコツキミヤさん(ボーカル)、えばさん(ギター)、Photonskytoさん(BGA)がvoidさんの作品をサポート。
これは昨年の“ZENITHALIZE / 姉ヶ崎 寧々(void)”と全く同じメンバーになります。
JunkさんのBGAを担当するIdentity 7さんは、昨年は [リア充] チームの全BGAを制作しました。
BGA作家として大きく飛躍した今年は、リア充カラー全開のド派手映像を作ってくれそうです。
8#Princeとコンビを組む@まさたかPさんはニコニコでの超大物です。
MikuMikuDanceを使った動画で脚光を浴び、“Chaining Intention”は約50万再生を記録し第4回MMD杯を優勝。
兄貴ムービーも作っているようなので、BMS界への適正もバッチリでしょう(?)。
◆ 順位予想
(能力値)62.8+59.2+61.0=183.0 (MAX)69.1+62.8+61.0=192.9 (MIN)50.1+57.0+61.0=168.1
昨年同様、ベスト10圏内は濃厚です。
伸び盛りのチームなので、MAX値近くの順位(ベスト5以内)も十分に期待できますが、
そこから上は相手も強く、表彰台(3位以内)となるとやや難しそうな見通しです。
[あわよくばリア充] は流行りの音楽に明るく、若いプレイヤーからの支持が爆発的に高いのが強みです。
このチームと同系ジャンルのBMSは、他にも多数BOFに登録されることが予想されますが、
[リア充] はBGA作家に実力者を揃え、ボーカル・ギターなどプレミアム感を与えるサポートも確保しているため、
完成度の高さで他を圧倒し、相対評価で優位に立てるのが大きなアドバンテージとなってきます。
また、作品クオリティもさることながら、売り込み方やアピール方法も大会屈指に上手く、
超インパクトのバナーや特設ページなど、プレイヤーを呼び込む工夫や配慮にも感心するばかりです。
もともとアベレージ型のチームで、平均点の高さは約束されていますので、
この路線でしっかりインプレ集票に努めていけば、自然と結果は伴ってくるはずです。
エースはvoidさんで安定。大量のボーナス点を獲得してくれることでしょう。
不安点は特にありません。よくまとまったメンバー構成だと思います。
ただ、不安要素というか不確定要素としては、BMSデビューとなる8#Princeさんの得点力が未知数です。
BMSというのは特殊な音楽分野で、ニコニコなどでのヒット曲とは異なる作りが要求されますが、
そういった難題を克服し、チームの起爆剤としての役割を果たせるかが浮沈の鍵となります。
voidさんとJunkさんの先輩2人の協力を仰ぎ、素晴らしいBMSデビューを飾って欲しいものです。
チームは3年連続の出場で、徐々に総合力や安定感も身につけているので、
今年は上位進出は確定的、あわよくば優勝すらも狙えるでしょう。
ベテラン勢や重鎮たちの壁を打ち破り、若きリア充パワーが界隈を席巻してくれることに期待です。
(特設サイト)
BOF 2010 "あわよくばリア充" Special Site
http://www.mournfinale.com/bof2010/
※ メンバーの過去作や、voidさんの今大会のデモムービー(?)などがアップされています。
本戦開幕の前に、眩しいリア充ムードに浸るのも良いですね。
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