ヨキココロクルーのテーマ! / ヨキココロクルー
-----------------------------
5鍵対7鍵BMSガチンコバトルイベント "FIVE VS SEVEN" 登録作。
スコア 2/87位(偏差値81.6)、中央値 3/87位(アベレージ偏差値67.2)。
所属した5鍵軍内ではどちらも最上位を獲得し、チームの勝利に最も大きく貢献しました。
今の日本では、誰しも心が荒んでいて、心に余裕がある人なんて希少種になりつつある時代です。
ネット上を見渡してみても、時事政治・カルト宗教・特定アジア問題などで罵り合いや煽り合いをするばかり。
BMS界も例外ではなく、5鍵派・7鍵派や、発狂派・非発狂派などの争いが絶えず勃発しています。
そんな末期的な界隈に愛を振りまくべく現れたニューヒーロー、それがヨキココロクルーなのです!
メンバーは向かって左から、BMS界No,1アイドル(2011年5月9日まで有効)のパピルスちゃん、
リーダーであるヤク中栗鼠ことセオファイア、いつもお金を数えてばかりの犬のリウタソの3人(匹)です。
先日の "FIVE VS SEVEN"、そして来たる "BOF2010" で、迷える愚民たちにヨキココロを伝播してくれるという、新手のオカルト商法のような ピュアなハートの持ち主ぞろいのグループです。
さて、ヨキココロクルーのBMS第一弾となる本作は、「ホガラカ」という謎ジャンル。
ヒップホップ風のトラックを下敷きに、ドラムンベースなどの諸要素を取り込んだファニーな楽曲で、
いざ聴いてみると、なるほどコレはホガラカだと納得してしまうこと請け合いです。
本作の発表前に事前公開されたキャッチフレーズでは
「犬ドラゴンが現れ、7つの鍵盤を崇めし悪しき者共を焼き尽くすであろう…」
という過激なものでしたが、実際には心がポカポカ温まる、ちょっと不格好だけど憎めない作品となりました。
曲は柔らかいエレピのイントロと、心がドキッと弾けるような指パッチンから始まりますが、
これが何とも言えないほどに穏やかで純朴。そしてほのぼの。
ヨキココロの持ち主なら、出だしの一音が耳に入った瞬間から優しい世界観に引きずり込まれることでしょう。
前半の山場は、その後に控えるMs.Zurich(PCの方は、リンク先の入力欄に50万円程度を入れてみて下さい)で、
キメの声ネタの「かっこいいじゃない!」は、"5vs7" を代表する名文句となりました。
中盤以降はドラムンベース風のリズムが挿入され、加速しそうで加速しない思わせぶりを発揮する一方、
メロディやその合いの手は、ホヨヨヨヨ…といった感じのゆるふわ脱力感をいっそう増していき、
どこかの脳内エステ番組のお株を奪うくらいに、リラックス成分が増し増しとなっていきます。
曲中では夕焼けや夜空を背景に、クルーのシルエットが浮かび上がったりしますが、
そういったシーンを眺めるにつれ、ヒトが自給自足で生きてた頃の、あるべき自然体の姿を想起させます。
人間たるもの、毎日イヤなことばっかり思い出してイライラしてしまうものかもしれません。
でもこの曲をプレイすれば、「ああ、そういえば今日はこんな良いこともあったなぁ」と、
見落としがちな日々の喜びを再発見させてくれるようで、人間本来のヨキココロに立ち戻れる気がします。
現代人が失ってしまった瑞々しい感性が盛りだくさん。史上最高峰の和み系ユーモアBMSだと思います。
この作品の素晴らしさを陰で支える要素は2つ。
1つ目はRiutasoさんの手描きBGA。嫌味まったくなしのヘタウマなタッチは温もりと安らぎが一杯です。
ブログでは、栗鼠の熱愛スキャンダルやアイドル喫煙疑惑、チームBOKKENとの抗争など、
キャラを完全に自分のものに消化しきっていて、人間くさく生き生きと動かすことに成功しています。
もう1つの魅力はパロディや隠し要素の多さです。
本作はとにかく徹底的に作り込まれていて、プレイすればするほど作品の奥深さに気づかされます。
例えば、イントロ部分でキーを空打ちすると、
\四番 ストライカー 金メダル/(by スチャダラパー) \皆さんこんにちは/(by 歌丸師匠) など、
各界のヨキココロを持つ著名人からのメッセージが発せられます。なんて愉快犯的なクリエイター精神でしょう。
またBGAにも様々なオマージュは見られ、例えば序盤のパピルスのハート地帯は
本家2ndmixの“LOVE SO GROOVY (Nite's After Luvmix)”の映像から本歌取りしています。
このように、知れば知るほど「そうだったのか!」と気づかされる作品ですので、
イベントでのインプレなどを参考に、色々と元ネタ探しに励んでみるのも楽しみ方の一つでしょう。
ヨキココロは勿論のこと、アソビゴコロやイタズラゴコロ部門でも満点をあげられますね。
近年の音楽ライブ界では、曲間のトークやステージングなどもアーティストの一部として重要視されていて、
音楽だけで通じ合える時代から、バンドの雰囲気・人柄をもアピールすべき時代への過渡期にあるようです。
ヨキココロクルーは、個々のキャラがブログで発信したり、インプレには3人がかりで囲ってレスを返したりと
そういった音楽界の風潮をBMS界でも実現しようとする、先駆的で意欲的な団体だと私は考えています。
"BOF2010" でもきっと大仕事をやってくれるでしょう。彼らの本戦でのパフォーマンスにも期待です。
DL : 団地マンション
http://kaikou.nothing.sh/
(関連サイト)
Yoki Kokoro Music Enterta
http://flavors.me/ykc
seofire CREW
http://akumue.blogspot.com/
ORANGENTLE CREW
http://goodenoughcrew.blogspot.com/
riutaso CREW
http://yokikokorocrew.blogspot.com/
-----------------------
晩夏の大残業祭りが一段落したので、今日から本気を出して執筆に取り組むつもりです。
5vs7ネタも書き終えたし、BOFに向けて1年ぶりに日刊みほくらっぷに挑戦してみます。気が重いー。
| 固定リンク
「bms」カテゴリの記事
- Caterpillar Song / 溥儀ゆら原子の力しきみmashana与作(2011.03.03)
- Tuk Tuk Boshi / Shaman Cure-All(2011.03.03)
- 緋色の仮面 / eoll & のすけ(2011.03.03)
- LOVE HIGHBALL / Yamajet(2011.03.03)
- NDK BMS PACK 2010 (2011年2月分)(2011.02.28)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント